車の運転はとても好きだったなあ

年をとったら運転免許は返納するつもりではいたけど、まさかこんなに早く乗れなくなるとはね。
 
私は車の免許を取ってしばらくは知り合いの車を貰っては修理して運転していた。
本当に最初に購入したのはイギリス製のローバーミニ
いきなりネットオークションで購入した(笑)
車の知識は元々あったし、あとはオーナーの車への理解から購入に踏み切った。
店舗で買わずに現所有者から直接購入するメリットは二つ。
 
①現オーナーの車への知識や酷使度を聞く事が出来ること。
特にミニはとてもデリケートな車で以前のオーナーの使い方によって大きく状態が変化する。
以前のオーナーは専門雑誌を購読して近くのミニ専門のガレージに点検修理を依頼していた。
②オーナー自体の口から直接問題部分を聞く事が出来る。
案外プロではない前オーナーが車を売り出す場合、次の車を購入検討している場合が多い。
と言う事は次の車の内容を聞けば、その車の悪い点は大体わかる。
前オーナーは「子供が生まれるのでチャイルドシートが付けたい」という事だった。
実は私がミニを手放すきっかけも「子供だった(苦笑)」
 
この車は故障もあったがエンジンそのものの調子はとてもよかった。
あまりの程度の良さに専門ショップが「顧客に見せたいので貸し出してくれ」と言われたほどだ。
妙なチューンナップがいくつかされていたので、殆ど取り外して
代りに「ミニ純正のスポーツ仕様」にいじりなおした。
元々の基本が素人が中途半端にいじると逆にバランスが崩れて走らなくなる見本のような車だった(笑)
特に排気系(いわゆるマフラー)は排気量に見合わないダブルがついていたので、取り外して売り払い(笑)
ミニクーパーのスポーツ仕様にすることで音も静かで確実に馬力もトルクもあがっていた。
前のオーナーは専門誌を読んでるわりに、世間の常識にとらわれ過ぎだ(苦笑)
ハンドルは大きな物に替えた。
本当は小径ハンドルがよかったのだが、妻が回せない(笑)
今のパワーアシストなんて当然ついていないからだ。
そういえば昔スカイラインで女性が強引にハンドルを切ろうとして指をふっ飛ばしたと聞いた事がある。
だから女性がスポーツカーに乗るのは未だに妙な違和感を覚えてしまうんだな。
今の軽いハンドルでは誰も想像つかないかもしれないが、昔のハンドルはとても重かった。
(今でも重いものは重いが)
 
娘が生まれる事でミニでは都合が悪くなった。
・・・・・・・・チャイルドシートが無い(笑)
いやあることはあるのだが、専用のシートしかない。
こんなものがうちの娘を守れるのか??(生まれる前から親馬鹿)
結局今のプリウスに車を変えざるを得なくなった。
プリウスは時間が無かったため、短期落札を目指し業者からの購入を余儀なくされた。
今考えれば、もっと早くから考えるべきだったのだが。
まあ、エンジンは好調なんでいいんじゃないの?(最近のハイテクに興味が薄い(笑))
完全にブラックボックスの車は触るところも個性も無いが、子供を乗せて走る安心感には変えられないとつくづく思いこませたもんだ。
 
 
 
 
いまじゃおいらが乗せられてるほうだけど。
ミニのままにしていたら確実に死んでたな、おれ(妻の運転によって)