PET検査結果

先日検査結果が出まして、それを診察時にお聞きする事になりました。
 
ところが最後の切り札としてだしたPET検査はほぼ良好。
なんと画像所見が取れなくなってしまった。
それはつまり裁判での勝訴の可能性がほぼ無くなったという事。
 
また今の状態ではリハビリを続けていくのに問題が生じる。
画像所見の切り札であった検査が良好とあればドクターもこれ以上の
高次脳機能障害としての意見書を出す事が難しくなる。
そしてそれは早急に職場復帰せよという意味だ。
………PET検査の結果が職場復帰への早急な対応に繋がってしまうとは
思ってもいなかった。
今の状態で職場復帰しても本当に大丈夫なんだろうか?
 
ドクターは検査以前に「検査で結果が出なくても高次脳機能障害者はいる」と言われた。
私はその中に入るのだろうか?確かに検査で出なくても症状は出ている。
左側の視界はいまだ問題が継続しており、不安な気持ちでいっぱいになる。
記憶障害に関しては高次脳以外の問題も指摘された。
家族に対する「ノイローゼ」だという。
 
コーディネーター、ドクターともに私の家族の状態は良く把握している。
そのため、いつどのような環境にあるか、そしてその状態を逐一記録している。
 
私が一人で生活を始めてからの雰囲気、心理や職能の結果を見れば
明らかに変化を示しており、職能に関しては相当に進みが速い。
評価としてはプロほどではないが、相当複雑な事もこなし
仕事をするうえでの障害にはなり得ないとの事のようだ。
 
回復したという言い方は変だが嬉しいし、しかし問題点の追加には正直戸惑いもある。
なるほど私は今後も一人で生活するしか無いようだ。
寂しいわけではないが、周囲がこれをなかなか受け入れてくれない事がとてもつらい。
それがまたドクターからすると「ノイローゼの一端」なのかもしれないが。