機知あふれるチック症のレイ【妻を帽子とまちがえた男より】

オリバー・サックスの書物を読んでいて
『機知あふれるチック症のレイ』
が非常に私に似ている事に気がつく。


チック症候群が出ている時の彼は
粗野で猥褻、しかし即興的で唐突、神経質でふまじめ
表面は元気旺盛で爆発的、短気で鉄面皮。
そして、反応・反射速度が速い。

チックから自由になれるのは性交後、寝ている時、泳ぐ、歌う、仕事中、規則的動作、遊びを発見した時に限定される。



私の異常とも言える、精神の加速は
チック症候群と同じく、脳内物質ドーパミンの異常分泌が考えられるが
これを下手に薬で抑制させると、逆に鬱症状に移行する可能性があり
コントロールは非常にデリケートな問題だ。
生活習慣を使って、ある程度はコントロール出来るし
自分の意志である程度までは抑えられる。

しかし、自由に放置させると
焼き切れるほど加速し、最終的には燃え尽きて倒れてしまう。
(当初はこれが何度もあった)


彼はハルドールという薬品を使い
2重生活をしているようだが
私もそれに近い生活かもしれないな。