なんだかひどくつかれてんだ

生きていると、たくさんの人に会う。

でも、みながみな、壮大な夢を持っているようで
だれもかれも似たものばかりだ。

お金持ちになる
社長になる
会社を継ぐ
人に認められたい。
沢山の共感が欲しい。

これがほとんどの人の夢の共通点であり
それを聞いている俺はだんだん毒気にあてられて
気持ちが悪くなってきた。
君らは自分の欲しいものすら分からないのか?


ワンパターン。
映画やドラマのサクセス(成功)ストーリーと一緒。

同じ話ばかり聞いて
イライラしてくるのが分かる。
ぶっ壊したくなってくる。
ストーリーを捩曲げたくなる。


だって面白くないじゃないか。


僕達の人生は一人一人が、どんなドラマよりも面白い物であるはずなのに
最近の人はまるでドラマに浸蝕されるように生き方がワンパターンになっている。
物真似が本家を越える事がないように、若者の人生がドラマを越えなくなっている。
よく「個性的な人生」なんて言うが
一体彼等のどこが個性的なんだろう。
話を聞いていて、面白く感じる人生を歩んでいる人なんて
ほとんどいない。

道端で歌ってる奴の殆どは「愛」か「世間への不満」だ。
はっきり言って聞き飽きた。
歌わなくても死なない奴は歌わなくていい。
聞いてる方が苦痛だ。やめてくれ。


人と話そうにも携帯電話と睨めっこしてる奴ばかりだ。
これでは他人との会話も、はずまない。



なんだか怒っているような文章に見えるかもしれないが
怒っていない。
若者の不甲斐なさと、つまらない人生に哀れんでいる。
会話する興味の無い人間ばかりで
人と会話するのが嫌になりそう。

俺は困らないが、若者は一体これからどうやって生きていくんだろうね。



よく人に面白い人生だと言われるが
やってみれば誰でも出来る事ばかりだ。
所詮、社会のレールからハズレられない人がそれを羨ましがっているだけなのだろうが
俺から見れば、いつ切れるか分からないレールにいつまでも乗ってるあんたらの方が
よほど度胸があると思うけどな。
仲間が次々と切れたレールから谷底に落ちていくのを見ながら
よくその電車に乗れるもんだと感心するよ。