好きな人でも辛いものは辛い。

恋愛と結婚では大きな壁がある。
それは毎日顔を見るか、すぐに離れてしまうか。
すぐに離れてしまう相手とは少しでも楽しい時間を過ごしたいと思うもの。
でも結婚は違う。毎日相手と顔を合わせていかなくては行けない。
嫌いな所ははっきりと指摘して治してもらわないと間が持たなくなるし
些細な事は常に許容しあわないといけない。
 
高次脳機能障害になってから、自宅にいる時間は格段に増えた。
当然妻と顔を合わす時間が非常に多い。喧嘩も増えてしまった。
以前の私なら喧嘩にはならない事だと、常々思う。(とはいえ悪いのは妻が多いんだが(苦笑))
分かりやすくいえば、以前より優しくない。許容量が狭くなってしまっている。
それでも人並み以上の自信はあるが(笑)
妻に頼んで、実家と自宅を交互に生活してもらうことを頼む。
それで少しでも仲良く暮らせるならそれで良いではないか。
完全に同居を望むよりも多少離れていても仲良く婚姻関係を継続できることを私は望むわけで。
他の高次脳機能障害者の方の多くが離婚を決意している。
不器用では結婚は出来ない。多少世間体は悪くても仲良く器用に生きていきたいものだと私は思う。