高次脳機能障害と恋愛、結婚、そしてセックス

私にとってこの障害を負っての恐怖は二つあった。
仕事、そして恋愛感情の喪失
元々それほどひとつの趣味にのめりこむ事が無く、仕事一筋で生きている人間である。
とうぜん休みは妻と暮らす以外に意識が行かなかった。
 
障害を負った今、仕事を失いかけている。
もし妻を失ったらどうなるだろうか・・・・・・なんか自分がアッサリした人間なんでちょっと怖い気もする(苦笑)
 

  • 恋愛に関して

高次脳機能障害は恋愛が出来ないのだろうか?
そんなことは無いとは・・・・・・いいきれない。それは相手の顔をはっきりと記憶できるか
断言できないからだ。少なくとも私には困難になってきている。
相手との約束も記憶している自信が無い。私はメモを取るようにしているが、いまだ自覚症状が薄いのか
常に手元にメモを取れる状況に無いという事がたびたびあった。
やはり、せめてポケットにおさまるサイズのICレコーダーは必須だと感じている。
だが、世の中には面白い言葉があるものだ。
 
「恋は盲目」
 
相手が盲目でいてくれる限り、相手はこちらを好いてくれるだろう。
 
問題は自分自身が無気力になってしまった時。
これは私には良く分からない。鬱症状の改善で元に戻るものなのだろうか?
 

  • 結婚に関して

もし結婚を申し込まれても、障害者であることを忘れる事は出来ないだろう。
私達はいまだ政府からの援助は少ないが、それを求めている依存者である。
それを割り切る事は「専業主婦」として生きるよりも大きな割り切りがいるだろう。
私が半年障害を負っていて感じたことは、家事も大変困難になっていると言う事。
「専業主婦」よりは「家事手伝い」むしろ「家事見習」として考えたほうがいいかもしれない。
そんな夫婦関係で依存することに相手が承諾してくれれば問題は薄れるのではないだろうか。
ただし、障害者としての認定を受け、年金生活が出来るならばその負担は多少なりとも軽くなる。
そうでなくても障害者認定が受けられるだけで、かなり活動はしやすくなる。
早急の障害者認定をお願いしたく何度でも要望書を出そうと思う。
 

  • セックスに関して

高次脳機能障害が起こると性に関して変化が起こることがある。
それは両極端な二つ。無気力淫乱
無気力はたぶん鬱病によるもの。淫乱は大脳新皮質をやられ抑制が効かなくなるもの。
鬱は全く性的興味が薄れる場合もあるらしい。たぶん鬱症状の改善が一番の薬ではないだろうか。
私は医者でも医学者でもないのであまりいいかげんな事は言えないのだが。
淫乱とは性的な興味や行動に抑制が効かなくなり、性的羞恥心が感じなくなること。
大脳新皮質がやられ、理性の抑制が効かなくなるらしい。
 
 
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きっと私はこれだ。
妻「あなた付き合う前からそんな性格よ」
・・・・・・・・・・
・・・・・・
なんと新事実!!私は付き合う前に高次脳機能障害になっていた(嘘)
 
まあそれはおいといて、ふと今年になって二回しかという件に私が反応して
妻に、うちもそんなもんじゃない?と聞いてみたら
「あなたこの前1日で二回したの忘れたの?」
 
 
・・・・・・・・・・私まで忘れている(大汗)