脳外傷友の会 交流会レポート

まずお詫びを………30分遅刻しました(苦笑)
 
埼玉自体には3時間以上前についていたはずなのですが
ともかく慣れない土地で気がついたら秩父とかいうとこまで行ってしまいました。
西部池袋線?の執着なのかな?
 
それはおいといてレポートを。
まず航空公園駅で降り急いでタクシーに乗り込む。駅には案内の方が立っていましたので
すぐにそれと分かりました。
リハセンター本館前でおろしてもらい、四階に上がる。
エレベータの所で一緒になった人と軽くお喋り。
出るとそこはすでに会食の真っ最中でした。
名札を渡され(本名とおおまかな地域が書かれている)出席開始。
 
 
まず途中から参加したので「どうぞ食べてください」の声にとまどいました。
立食パーティの割に、どこに皿があるんだ?どうやら料理の横に並べられているのが
それのようだが、どうも主催者はあまりパーティなどの対応になれていないらしい。
このようなパーティ、まして脳外傷なのだから料理の取り方や皿の区分けなどは
もっと考慮して欲しかった。はっきり言って交流前から悩みに悩む(笑)
 
やっと食事に有りつくと、スタッフ?の半そでの兄さん(その場で愛称決め、今後兄さん(笑))が
声をかけてくる。
 
兄さん「お兄さん(私)、北海道ですか?」
………予想を越える質問にドギマギ(苦笑)
どうやら地域当てをしているらしい。
兄さん「いやあイロイロと友達作りたくって〜〜」
気持ちはよく分かる。私も声をかけてもたったのはこの兄さんが初めてだ。
見渡すと………どうも当事者と思われる人達は、ポツンポツンと一人で食事をしている人が多い。
 
なんか脳外傷の患者が知り合いを作っているというより、家族のコミュニケーションの方が
うまくいっている感じだ。
兄さんの後ろのいかつい割に童顔な男性があの人、北海道じゃないかねえと話す。
童顔「わし、広島じゃけえよろしゅうね」
………なんか後からきいたら相当若いようだった(苦笑)広島弁がキツくいかつい印象を受けるが
根は悪い奴でもなさそう。むしろ純粋な印象を受けた。
 
私 「北海道の人なら、色が白いんじゃないか?」
童顔「あのひとなんかどうじゃ?」
スタッフの女性だったが北海道の人で正解。
どうやらコロポックルの方らしい。身長が低いがメガネの美人さんだ。
後で童顔と話したが、童顔は「身長が無い女はなあ〜〜」などと言っていた。
女性に身長は関係無い気がするぞ(笑)
 
次に話した男は33歳の独身、やはり高次脳らしいが外見は非常にまとも。
独身「地域宛よりかわいい女の子探しの方がいいなあ」………非常に同感(笑)
どうやら後の調査で分かるが高次脳の男女比率は3:1で男だらけだ。花が無いなあ(苦笑)
 
その後、高知の男性と知り合う。この人は多少身体、話し方から麻痺の印象が取れる。メガネの印象が強い。
しかしよく喋る人で実は帰り際に二次会に誘われ、丁重にお断りした。帰れなくなる可能性があるからだ(苦笑)
埼玉で3時間も迷っていたのだ。帰りは何時間かかることか。
お酒をついでもらう………ってなんで酒があるんだ?脳外傷の集まりなのに(苦笑)
彼はお酒が弱いと言っていた。………その割には飲んでいる気がするなあ。
顔は真っ赤だ。
 
しばらくフラフラすると後ろから
「カッコイーーー」と声をかけられる(笑)
ふりむくと右側に強い麻痺、感情制御が難しいと思われる男性が話し掛けてきた。
長方形縦長の顔でご両親が友の会の会員の設立者の一人?のようだと記憶している。
私のメガネ(サングラス)や顔を一通り誉めるもそれ以外はあまり記憶に無い(笑)
たぶん何か話したんだろうが、言葉にならなかった。
 
その後、お歳のある方数人からお声がかかり色々と話をした。
どうも私を介護者だと思ったようだ。しっかりしていると話してくれたが
その人の非介護者である当事者の姿があまり見られない。
その事を指摘すると自宅にいますといわれる。
 
………見渡すと80%は50代といったところか。あとの調査で分かるが
高次脳機能障害者の平均は35歳から10前後である。
ということはほとんど介護者なのではないだろうか………。
 
なぜか音楽がはじまる。プロの方だと言われる方が高次脳の患者が作詞した歌を歌っている。
 
………頭に響き退場すると童顔も一緒に出てきた。休憩室でしばらく休む。
ふと2歳くらいの子供が走ってくる。自分の娘を思い出し話し掛けると走って親元に逃げてしまった。
その先には家族がいた。小学生の子供と2歳の子、母親に父親。仲がよさそうな家族だ。広島の方らしい。
なんと………小学生の高次脳機能障害であった。任天堂のDSで遊ぶ姿はとても脳外傷とは思えない。
(おまえが一番障害者に見えないという突っ込みは無しで)
童顔の顔を知っていると小学生が言って童顔が動揺していた。覚えて無いという。
ただたんに忘れただけだと思うよ(笑)
 
なぜか童顔が知らないうちに私のことを兄貴呼ばわりしていた。
童顔「兄貴、広島に来て下さい。どこでも案内いたします」
どこでもといわれても、広島のどこに行ったらいいんだ、わしゃ(笑)
 
帰り際に道を尋ねると先のプロの方が歌っていた歌の作詞の人だった。
もうすこし話したかったが暗闇の道で話をするわけにもいかないので早々と退散した。