孤独とプライドの対立

私の状況に詳しい方は良く私に「淋しくないのか?」とお聞きになる。
ここ1週間で4人に聞かれた。
 
「孤独がつらくて死にそうになる」と私の周りの方で言われた方がいる。
私も元はそうだったような気がする。
私の弟は今でもそうだろう。とても孤独を嫌う。
父もそうだった。
 
私は母に似ている。
まるで猫のようだ。
死ぬ時にその姿を見られる事無く死にたいと私は願う。
人は多くは自宅で家族に看取られて死にたいと願うらしい。
私は山の奥で突然死んでしまったらいいのにと思う。
いや自殺願望じゃないですよ。本当に。
たとえ家族でも自分の死を看取られるという事に、自尊心を傷つけられてしまう。
 
思えばそれは負のプライドなのかもしれない。
私は見栄っ張りではない。思ったほど空威張りもしない。
しかし逆に他人に見下される事に対し、非常に敏感になっている。
小さな事でも見下されると簡単に切れてしまう。
これは障害以前からの私の性格上の問題だった。
今はどうか。………きっと以前よりもさらにデリケートになっている。
 
孤独に弱い性格がいいのだろうか、それとも負のプライドが強いのがいいのだろうか。
ただ、私は今も自分の性格を直そうとは思っていない。
無理に治せば今度は人恋しさから自分を潰すだろう。
ありとあらゆる性格は表裏一体なのだと、最近は理解しようとしている。