2度目の失敗

私は一度自分から連絡を絶ってしまったが為に、相手を殺してしまうというミスを犯した。
そして今回、私はもう一度同じ事をしてしまった。
死んではいないがさらに放置すれば同じ結果が出るだろう
 
連絡は絶っていない。しかし私は彼女を強引に自分の元から外へ出してしまった。
行く所は実家しか無いのを知っていながら「実家には行くな」と言った。
しかしそれは自分への責任逃れの為に発言としか思えない。
彼女が行く所は実家しかなかったのだからだ。
 
私は彼女の実家を良く理解している。
あのうちに戻す事が彼女に良くない結果を出す事は理解していた。
彼女の親は彼女の助けにはならない。
彼女の親は「孫可愛さ」のあまりに自分の娘が見えていないのだ。
彼女は自分の親が孫を可愛がる姿を見てどう思うだろうか?
きっと表面では喜んでいるだろう。心の奥底はどうだろうか?
 
彼女と3月ぶりに会って確信した。
彼女は私と付き合う以前の彼女に戻ってしまった。
実家から引っぺがし、私と付合いだす以前の不安定な状態の彼女に。
 
以前から私は自分の能力には疑問を持っていたが
自分の精神には自信があった。
間違った事は言っていないという自信があった。
しかし彼女と彼女の実家は私の精神に問題があると発言していた。
 
そして医者と私と彼女の3人で話して自分自身での結論が出た。
能力的には確かに問題が出ている。
しかし精神的に問題が出てきているのは彼女だと私は結論付けた。
医者も同様の意見を下した。
彼女は授乳中である事を理由に受診、投薬などを拒否した。
 
本来であるならば私が彼女を強引にでも診療につれていくべきなのだろう。
残念ながら私にはいまその権限は無い。
なぜなら彼女はいまだに私の方が「頭がおかしい」と主張しているからだ。
頭がおかしい人の意見は聞けないという事だろう。
 
思えば高次脳機能障害と診断されてからの彼女の態度は明らかに変化した。
今までの私への意見を素直に聞けなくなり、まるで自分の方が賢いという振るまいをしだした。
私が今までひたすら「平等」と「横の関係」を保つように
努力してきていたのを
突然「威圧」と「縦の関係」に切り替えた。
家庭内での暴力が起こりバランスは崩れた。
彼女は自分の知性を明らかに主張し、私を攻撃し始めた。
付け加えておくがこれは彼女が意識的にした事では無い。
彼女の親がした事を彼女は無意識的にしていただけだ。
 
私は彼女を自宅から追い出した。
これは私の精神の安定の為に仕方の無かった事だと自己弁護したい。
しかし結果は最悪の事態を招いた。
彼女の実家の情報は彼女を通してしか伝わらない。
言葉では何度もいい実家だと伝えてきた。
しかし彼女の発言は徐々におかしくなってきた。
それを私は「自分自身の精神の異常」だと思い込もうとした。
しかしそれは違った。
 
彼女のように閉ざされた空間で生活する者は、自分の意見を正しいか判断する術を
家庭にゆだねるほかない。
私は職能を通じ、そして元職場の仕事仲間、旧友、さらにネットでいくつかのHNを使って
自分の意見の判断を他人に聞いてみる事が出来た。
当然反論もあるし、意味不明の事を書き込む輩もいるが
おおむね私の意見の本筋は通っている。
 
彼女の実家にインターネットを与え、少しでも外の世界に触れる機会を持たせてやろうとした。
先日映画の無料招待券を大量に与えた。しかし効果はほとんど無いだろう。
むしろネットは彼女に悪影響を与えている可能性が高いかもしれない。
「死ね」、「死んでね」という発言を私は食らってしまった。
ネットを使っていても私のように言葉に変化しないものもいれば
あっさり影響を受けて言葉が変化してしまうものもいる。
それに関しては後日に回すが、彼女の言葉の変化から
何に影響されているかすぐに分かる。
鬱病に関してだが、鬱病患者を集めてはいけない。
鬱病は感染する。さらに言えば鬱病患者自身も集まれば悪化する。
患者は健常人との集いにあつまるか、一人でいるかの選択をしなくてはいけない。
決して患者同士で仲良くなってはいけない。彼らはその事を早く認識するべきだ。
 
私は今回の事で娘との面会を拒否された。
私は平気だが娘自身の事が心配でならない。上記でも書いたが鬱病は感染する。
当然子育てにも影響する。授乳などの体の健康には気を使えるが精神の状態に全く意識が無い。
それが彼女の実家の最大の不均等であり問題点である。