批判的な意見ほど耳に入れたい

ある時のおふくろと私の会話
母親というのはどうしても子供に甘くなるものだ。
 
母「私の親戚に私の悪口まで言いふらしてるそうだね。いいかげんにしてくれんか?」
「俺に言ってもしょうがないだろ。だいたいちゃんと説明すれば分かってもらえる相手だろ」
母「そりゃそうだけどね、なんかやられっぱなしで悔しいんだよ」
「別にやられてないだろ。被害も無い。」
母「相手に嫌がらせでもしようか」
「馬鹿な事はやめとけ。得にもならんし話もまとまらなくなる」
母「でも悔しいじゃないか」
「悔しいというか情けないだけだ。結婚の中での信頼関係なんて簡単に崩れるもんだな」
母「何かしよう」
「やめなさい」
母「どうにかしないとあんたがおかしくなるでしょうが」
「余計な口出しするなと何度も言ったはずだぞ」
母「余計な事してるのは相手でしょうが」
「相手が何かしたらやり返すのか?それじゃ喧嘩は永遠に終わらないぞ」
母「じゃあ永遠に今の状態で、また声が出なくなって立てなくなってもいいのか?」
「それは困る」
母「だったら先手必勝だろ」
「もう十ニ分に後手じゃないか(苦笑)だいたい喧嘩じゃないっての」
母「じゃあ負けてもいいのか?」
「夫婦に勝ち負けなんか無い」
母「それは言い訳でしょうが。あんた自分のしたい仕事も諦めて今の職続けてるんだろう?」
「………」
母「こっちに帰っておいでよ」
「………」
母「………」
「断る。まだやりのこした事がある。」
母「強情だねえ」
「お袋似だ」
母「父親だよ(笑)」
「うそつけ(笑)」
母「………」
「どうした?」
母「死なないでよ」
「なんで?」
母「うちの家系が何人自殺してると思うの」
「俺は死なんよ」
母「弟もそう言ってたよ」
「俺はお袋の弟じゃないよ。心配なら嫁の方が心配だ」
母「またそうやって変な愛情をかける。あんたがそうだから話しがまとまらないんじゃないの」
「俺が誰をどう心配しようと俺の勝手だ。別に影響を与えるような行動もしてない」
母「あんたの声を奪っておいてよくそんな気になるね」
「話合いがまとまれば心配の種も減るんだけどね」
母「あんたまだ愛情があるんじゃないだろうね」
「そういう事はノーコメント」
母「愛情を持って話合いなんか出来ないぞ」
「人の愛情なんてどう発生してどう感じるのか、俺には分からないよ」
 
こうやって書き出して読むと、お袋は本当に短気だなあ(苦笑)
しかし私も問題はある。
妙な愛情をかけたりしているように見えるんだろう。
 
批判的な意見を書いてくれる事は逆にうれしいです。
自分の見直しにもなります。書いてください。