金本選手に学ぶこと

スポーツ選手はとても過酷な仕事でケガにいつも悩まされていると思う。
その中で連続出場を果たすという事がいかに大変か想像に難くない。
鉄人金本選手のように頑丈で強くなりたいと本当に思う。
ケガをしてからその凄さは身に染みてわかる。

 【阪神5−2横浜】“日本の鉄人”が世界記録に肩を並べた。阪神金本知憲外野手(38)が8日、横浜戦にフル出場し、元オリオールズカル・リプケン氏(45)の持つ世界記録903試合連続フルイニング出場に並んだ。広島時代の99年から足かけ8年に及ぶ偉業達成だ。2回には逆転の口火を切る中前打で勝利にも貢献。9日には世界新記録が誕生する。

 歴史的瞬間を前にしてもいつもと変わらぬ後輩思いのアニキだった。3点リードの9回。2死満塁の局面で記録のことは頭の中から消えていた。

 「久保田が調子悪いから、こういう場面を抑えて自信を付けてくれたらいい。そう思っていた。延長戦になったら、サヨナラホームランを打てばいい、と」

 最後の打者、村田の飛球は赤星のグラブへ。笑顔でチームの3連勝を喜んだ。試合後は本塁付近で花束贈呈の儀式。連続試合フルイニング出場は世界記録の「903」に並んだ。

 「うれしいけど、申し訳ないよ。あしたもあるのにねえ」。記念日を飾る勝利への突破口は自身のバットで切り開いた。1点を先制された直後の2回だ。中前打で出ると続く今岡に逆転弾が飛び出す。二塁ベースを回ったところで握った両拳をヒーローへと向けた。

 「たった5、6試合打てんでも今岡なら関係ないけど、ちょっと心配しとったから。自分が打ってもガッツポーズはせんのにねえ」

 04年に死球を受け、はく離骨折した左手首はいまも軟骨がはがれたまま。バーベルを担ぐ時はもちろん、ドアノブを回す時でさえ痛みが走る。「不思議となあ…、バットを振る時だけは痛みがない。だから大丈夫」。肉体面だけではない。悲しい別れもあった。広島時代の01年5月11日。4歳年上の姉を病気で亡くした。悲報はチームメートにも知らせず、今は本拠地となった甲子園球場阪神戦へ向かった。

 人一倍のトレーニング量で鍛え上げた肉体と強い精神力。世界新を前にしても「普通通りよ。あしたも勝たせてください」。リプケンを超える9日も金本はいつものようにグラウンドに立つ。

 ≪今岡、不振脱出2発≫不振の今岡がチームを勝利に導く2本塁打を放ち、金本の大記録に花を添えた。2回に金本を一塁に置いて左翼席最上段に逆転2ランを放つと、8回は追加点を奪えない重苦しいムードを振り払うソロを左翼席へ。昨季の打点王は「開幕からモヤモヤしていたんでうれしい1日になった」と興奮気味。岡田監督も「記録に合わせるように打ったな」と復調ぶりに安ど感を漂わせた。

 <横浜 牛島監督、判定に激怒>敗戦後の牛島監督は「あのハーフスイングを取られたら話にならん」とまくし立てた。一発逆転まで追い上げた9回2死満塁、打者村田のカウント0―2からの空振り判定。怒りの矛先は昨年7月、種田が本塁判定の不満で突き飛ばした因縁の上本球審で「種田の(2回見逃し三振)もストライクか」と収まらない。先発土肥は粘りを見せたが打線は8回まで散発3安打。1分けを挟み4連敗で、まだ7試合消化ながら単独最下位と試練の時を迎えた。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060409&a=20060409-00000000-spn-spo