景気所感

4月23日景気所感

◆雇用
派遣会社の縮小により、一時的にアルバイト、パートタイムの市場が激しく買手有利と思われる。
アルバイト、パートタイムは5月過ぎに、一旦若年層が離れるため、そのあとで落ち着く可能性がある。

また中高年の派遣に対する嫌気から正社員希望者が増え、激しい就職戦争が起こる。こちらはリーマン・ショック以後、半年から一年のリストラ期間、その後の雇用保険猶予とあり、雇用保険が切れた直後をピークに落ち着くと思われる。

◆経済
第一次産業に強い回復の兆し。爆弾投資が次々始まり、持ち直し。しかし第二次産業、三次産業にはまだ拡がっておらず、景気回復が実感出来るまでは半年はかかると思われる。

◆不動産
転職、就職、入学による賃貸の不足はそろそろ解消。逆に賃貸退去のクリーニングも終わり、そろそろ過供給気味になる。不動産神話がまだあり投資先として中高年に人気があるが、今後の値上がり予測は絶望的。バブル崩壊後、不動産で儲けた人はいない。

◆為替
ルーピー鳩山とトヨタ不信でずるずる円が下がる。中国の人民元切り上げが迫っている。中国側は反発しているが、切り上げは決定的であり、あとは何時か?だけだ。切り上げはいつも突然なので、資産に余裕があるなら動かしておいた方がいいだろう。私は無いが。

◆政治
みんなの党が躍進している。ただしこれはみんなの党が魅力的なのではなく、民主党に集まっていた無党派層が嫌気から民主党を離れ、自民党に戻らずに移行しただけ。自民党の分裂は2大政党の崩壊の始まりかもしれない。