講演会6 脳の機能の回復

正直言ってこの記述はのせようか迷ったが
隠しても仕方の無い事なのでのせよう。
 
 

多くの場合、失われた機能の回復や再教育は不可能である

これは健忘症の事を中心にしており、高次脳機能障害を中心に話しているわけではない。
しかし学会は高次脳機能障害学会であり、正直言ってこの言葉には動揺した。
 
そのあとでこう続く。

しかし問題は代償や回避できる

正直言ってこれでは慰めにもならないが、失われた機能とは「記憶」を指すのか「保持」を指すのか
私には理解出来なかった。
 
なお
記憶を使わないで済ませる環境への適応が重要だという事だ。
それは

  • 道しるべ・ラベリング・アラーム
  • 環境コントロールシステム
  • SMAR学習においては認知症者の生活環境をコントロール、モニタリングする。

 
という事だ。
モニタリングシステムは大変高価で普及には至らないが、それを使って一時的にでも
認知症者を安全な環境下に出来るという事である。